ポストコロナ
- 2020.06.10
- BLOG
ポストコロナなんて、立派な方々が色々に語っているのを読んで頂ければいいのですが、市長がまた軽薄なので書きたくなりました。
その前に、アベ政権が毎日の様に、ツッコミたくなるけど、どうせ国民のことなんて眼中にないんだろうから、とアホらしく思いつつ、一方で、自分の住んでいる地域についてはいうべきことを言っていれば多少は伝わるはずだし、国民みんなが国政に悪口言っていたって時間の無駄だから、みんな自分の市町村から、ちょっとだけでも良くする様に頑張るべきだ、というのは以前から思っていることです。
そして「東京一極集中が崩れるチャンス」というのはそうなんだと思うけど、まず「東京一極集中」の本質から整理してみたいのですが、それは決して単に物理的に人や企業が集中している、ということでは決してありません。つまりそれは結果論であって、本質は「力」つまり政治もですがそれよりも資本という力が集まりすぎていて、その結果、物理的に人や企業が集中しているのだと思います。
そしてそれを前提に考えると、市長がやろうとしていることは、まあ多少人が流入するだろうけど、「デジタルスマートシティ」なんてのは大資本にお金が集まる新しい道具に間違いないし、テレワークが進もうが本社や実質的な「力」が地方に来るわけでもないから、なんでそれが「地方創生」に繋がるの?か全く理解ができない。
今回の自粛期間に宅配にお金が大きく流れたけど、それが僕たちの身近で商売をしているみなさんにほとんど恩恵を与えなかったことを、ポストコロナというならまず考えないといけないと思うのだけど、地方創生を実現するなら、東京や大資本に利益を持って行かれてはダメで、僕たちの出すお金が、できるだけ多く地域に分配される様な「買い方」をすることが最も重要だと(少し前も書きましたが)思っています。
でもそれは政治家や有名人は言いにくいことなので仕方ないのかもしれませんが、大企業が外国産の原料でどこか遠くで作っているお菓子じゃなくて、国産材料で地域の工場で作っているお菓子を買うことの積み重ねが、どれだけ地域を強くするか、想像してみれば分かるはずなのですが、「大企業からできるだけ買わない」を合言葉にすれば、僕はそれだけで「地域創生」が実現できると思っていますし、東京一極集中も間違いなく改善されます。
それにしても我が市長は単なるカッコつけで思想がなさすぎる。