Ss邸

  • 2007.12.28
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もう年の瀬ですが、今日はまだ現場張り切って作業してました。
外壁の板金もかなり進み、内部もだいぶ仕上が進んでいました。
板金工事も、細かな部分で性能的なこと、デザイン的な事があり細かな図面検討をしていましたが、とても丁寧にそれらを実現してくれていました。
内部の大工工事が大事なのは言うまでもありませんが、板金工事というのは、外部に曝されるために風雪に耐えねばならず、また外部としての顔を形づくる部分でもあり、とてもとても大切で、丁寧にやればやるほど良くなる部分です。
道路に面したところは窓などつけていない代わりに中庭部分は大きく窓をとっていて、内部からの写真のとおり、開放的だけど、外部に対しては守られている感じが出ていると思います。また、全面道路は車の往来が結構多い中でのスケールとしても、このように少し力強い外観の方が相応しいですし、ただ余り無機質にならないように、これから木製の横格子の手摺がつけられてゆき、内外観からの優しさとなると思います。
形としては総2階でコスト的にも構造的にも良く、ただこの中庭部分があることで、そのあたりの総2階の住宅の単調な表情とはならないようにはしたつもりです。
内部からも外部からも、この中庭部分が大きな鍵となり、この設計は進み、工事が進んでそのかたちが立ち現れてくると、やはり嬉しいものです。
その住宅の「核」となる「骨格」としての大切な部分、多少コストや機能的な事があっても一番大切にしたい部分、それを見失わずにブレずに実現することが、良い結果を産むためには不可欠な事だと思っています。
でも、私に設計依頼を頂き、信頼して頂き、一緒に時間をかけて設計をさせて頂いた建築主さんに、何よりも感謝ですし、そのご期待を超えるものをお渡しできるように日々楽しく仕事をさせて頂いています。