RCの住宅計画

  • 2019.07.22
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ご要望でもあり私も木造しか出来ないわけではないし好きなので、コンクリートの住宅になる予定ですが、木造でやる場合と美意識は変わっていないつもりではあります。

さらに、安藤さんがお好き、ということで恐ろしいプレッシャーではあり改めて安藤さんの作品などをざっと見返してみましたが、「美しい」というか、文化や自然や素材や時間という雄大な相手に対して強く向き合うのが建築だとしたら、安藤さんに敵う建築家はなかなかいないと思うし、やっぱり偉大だなあと思いつつ、このプランも作りました。

まだ磨かなければ、とは思いますが、今回の敷地環境の中でまずまず納得のゆくプランが出来たと思いますが、建築の世界でたまに言われる「廃墟」の美学というか、つまり使われなくなり、放置され、細かな部分は剥落し、そんな時に美しさが立ち現れるような骨格。そんなものを実用の塊でありうような住宅に備えさせるのは実はとても難しいのですが、安藤さんはそれをやっているのだと思いますし、僕が普段やっている木造でも、まあ木造だと廃墟というイメージは難しいけど、通づるものとしていつも意識はしているつもりです。

お、こんなのも設計できるんですね。でも長谷さんらしいですね。って言ってもらえるような結果を出します。