10年 20年 25年
- 2020.01.17
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阪神淡路大震災から25年。以前も書いたと思いますが社会人1年目で尼崎にあった事務所ビルの一角に住んでいました。恐ろしい揺れで叩き起こされ部屋の中はグチャグチャでしたが建物は無事で大きな被害もなく、階段を上がれば出勤なのでその後も仕事に明け暮れて被災地に赴くような余裕もない感じでしたが、目先の仕事をコツコツやることが自分の役割だし、というような気持ちでした。同僚で住んでいる建物が壊れて故郷に帰った方や高層マンションに住んでいてしばらく水がなくて本当に不自由されてた方もいましたが、その後も建ち続けるタワーマンションはには疑問というか業者側の悪意しか感じられません。
そして20年前の2000年に浜松に戻り設計事務所を始めたのですが、20年。本当に早いなあと振り返ると、設計させて頂いたものが80件くらい完成しており時の流れの重たさを改めて感じたりもします。
その後2010年にこの自宅件事務所が完成して、この秋でちょうど10年になるのですが、まだ返済が沢山ありますが、自ら建てて住んでみることで気づいたこと、学んだことが本当に沢山ありました。
で、今48歳ですが、体も動かしていますしこの家のおかげでもあり日々健康に暮らしているつもりなのですが、あと30年は仕事をして、50周年!まで頑張りたいと思いますが、そのためにも学び続け、考え続けて若い世代が真似のできない境地を目指して行きたいと思いますし、高齢になるほど、ただ様々な能力が低下して社会のお荷物になって自分も惨めになる、というような今の世の中は根本的に良くないと思うので、まずは自分から、日々の努力を積み重ねることで年齢というのが愛おしくなるような、そんな生き方をして行くつもりです。
ということで、今年は20年、10年という節目ですので、5月から10月くらいの間にでも何かイベント的なことをやろうと思いますのでまた告知させていただきますし、多少は賑やかにやれればとも思いますので、何かご協力いただける方がいらっしゃれば歓迎いたします^-^
と、震災の件から話を始めてしまったのですが、それぞれの人がそれぞれの環境で前向きな気持ちで日々を過ごし、また社会がそれの足を引っ張らないような、そんな社会に少しでも変わってくれるように、僕は設計という仕事を通じて、微力ですが、貢献して行きたいと思います。