音楽〜建築

  • 2009.01.30
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余りテレビは好きじゃないとか言いながら、Mステで昭和と平成のベストなんとかという特番をやっていてみてしまいました。
ドリカムがもう20年かあとか思いながら、出たばかりの頃に、吉田さんってなんて切ない声を出すんだろうって思った記憶がいまだにあったりして、やっぱりその後ずっと求められ続けていますが、でも一方では消費されてきた歌手の多い事は言うまでもないでしょう。
「テレビ」と関わった以上は全ては消費される運命にあるのは超えようのない事実ですが(だってCM収入によって成り立っているので)それでも長い間存在していてくれる歌手や、役者などが居てくれるということは、なんだか「懐かしい」というか心の安定を与えてくれるもので大切にしなきゃいけないと思います。
それは受ける側の気持ちですが、逆に与える側(つまり歌手とかの側)に立って考えると彼、彼女らはなんで消費されずに存在できているのか??というのは僕の仕事の建築をしている事にも共通する大切な事だと思ったりもします。
で、歌手の話に戻ると、長く一線にいる歌手というのは、とても自分たちのスタイルで、流される事なく、楽しんで歌っているように見えます。そしてそれが何より大切だと気づかされます。つまり、真実は外に在るんじゃなくって、自分の内の深い所にしかないんだという(飛躍?)。
まあでも、この消費社会では「踊る阿呆にみる阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」というか、踊らされるんじゃなくて、自ら意識的(ここが大切)に踊るというのが良い生き方なのかも知れませんね。