集団的自衛権のこと

  • 2014.07.02
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こんなことでもないと憲法なんて真面目に読まない、という時点でダメですがせっかくの機会なので読んでみましょう!
本来、欧米などでは、そもそも暴君や圧政から国民を守るため、つまり政府に勝手な事をさせない目的で憲法は存在している様ですが、日本では敗戦後のバタバタでつくらされた?という側面があるので日本ではそういう認識は希薄だと思いますが、でもそこは大切な所ですよね。

そういう意味では、アベさんの暴君ぶりで憲法が変わるなんていうのは本末転倒と言っていいのかもしれませんし、退陣させてでも止めさせるべきなのかもしれません。
下記、何度も読み返してみると、今回の件はとても問題だと思えてきませんか?
憲法でいう「平和」とは戦争を是認してその役割の一部を担う事なのか?
そもそも戦争を否定して、身が危うくなろうが戦わないと高らかに宣言する事なのか?
解釈さえ変えれば軍隊にもなりうるような自衛隊をつくって来た事自体が間違っていたのではないか?つまりそこで戦争を肯定してしまっていたのでは?
現状を出発点にいろんな議論が交わされ、その中でアベさんも突っ走ってますが、そもそも日本国憲法が目指した「平和」に照らし合わせれば現状から否定しなければおかしいんじゃないかと、改めて思いました。
と、まあ僕もお恥ずかしながら真面目に憲法なんて考えてきていませんでしたのでピントはズレているでしょうけれど、それでも思った事を言うようにするというスタンスなのでご笑読ください。

日本国憲法

  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
 第二章 戦争の放棄
第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。