銀座へ
- 2008.01.22
- BLOG
行ってきました。
というのは、「ぐんま総合情報センター」というものを銀座のビルの中につくるコンペがあり、その現地説明会があったので、行ってみました。
群馬というのは、東京からもほど近く、でも影が薄い(表現が悪いですね)中で、東京で様々なPRをしたり、東京に住む群馬人が集い、また交流する場としての提案を求めています。
何故群馬人でもないのに、また東京に居るのでもないのに、そんなコンペに参加しようとするのか??
実は群馬県というのは、建築の世界ではしばらく前から、新しい施設整備のあり方を、様々に探り、仕掛け、実現してきた県で、その経緯と結果にとても興味を持っていいて、とある機会で、その仕掛けた側の県の職員の方とも知り合ったりで(今日もいらっしゃってびっくりしました)、なんだか人ごとのように思えなかったという事もありました。
もう一つは、コンペというのは、目の前の実務と違って、ある程度大きな夢を語れる場でもあり、自分が考えている事を見つめ直し、整理し、また表現する訓練となるから、というのもあります。
画像のは、坂茂さんのニコラスGハイエックセンターというビルで、とても地価が高い立地で、1階をオープンスペースとするという大胆さの中で、上階にある店舗専用のシースルーのエレベータに商品を置く事で、1階のオープンスペースに各店舗が顔を出して上階に招く、という、とても大胆なんだけれども、素直に考えると、なんでこういう発想が今までなかったんだろう!と思わせるような建築で、とても刺激的でした。
その他にもいろいろな、建築の世界では有名なブティックなどの建築がありましたが、やはり、それぞれに強いアイディアと表現があり、上記のコンペも、単純に考えると、同様に、いかに内容の楽しさや価値を外部に伝え、コミニュケーションを生み出すか、という事に尽きる、という面では同じですので、楽しみながら良い刺激を受けて帰ってきました。
謙虚に様々なものを見て、感じ、その上で大胆に提案をしてゆかなければいけないな、と思います。