金沢へ
- 2015.07.22
- BLOG
金沢方面へ、6年振りくらいかな。暑い中車飛ばしてきたので少し疲労が^^;
まず途中で谷口建築、片山津温泉総湯へ。せっかくなので温泉浴びて来ました。雑誌で見た時から少し軽いのかなあと思っていたらやはり少し、、でしたが、温泉の内部が谷口さんの質でつくられていたのは良かったです。でも利用者は地元の高齢の方々がほとんどで、このデザインで良かったかは???ですが。笑
堀部さん設計のカフェ、イヴォールヴォスケでお茶とケーキ頂いてきましたが、やはりわざわざ堀部さんに依頼されるだけあり、備品や使われ方やスタッフの雰囲気も含め、気持が入っている感じが感じられました。住宅に限らず店舗やその他の建築も、想いを持ってつくられ使われ続けて欲しいものだと改めて思います。
その後、金沢でも有名なお鮨やさんで暑かったのもありビールも頂いて気持良くなったあと、4度目?かの21世紀美術館に寄りましたが、かなり混んでましたがそれが嫌な感じにならない(普通の美術館では嫌な感じだと思います)のがこの建築の新しさなんでしょうね。
泊まりは老舗の旅館で、目当ての一つでしたがやはり料理は美味しく、和食は本当にすごいなあと改めて思いました。
2日目は、また谷口建築、鈴木大拙館へ。こじんまりしていたからか、コストのためか?少し軽く感じましたが、鈴木大拙という事でもっと深みのあるものであるべきだとどこかで思っていたからかもしれません。でもモダンな表現でその深みは難しいというか、そもそも相反するものなのでしょうね。でも立地も良く来館者もそれなりにいて楽しめる場所でした。
シーラカンスK&Hの海みらい図書館。雑誌ではもっと明るい写真だったと思いますが、この画像程度の明るさだったのですが、実際は図書館としてのある種の静寂さや集中できるような雰囲気という事ではとても相応しく感じました。丸い小さい窓も外観はちょっとポップではありますが、内部としてはパターンの繰り返しである事が、格子のような落ち着きをもたらしてくれていると感じました。暑い休日だと言うこともありとても利用者も多く生きた良い建築だなと思います。
最後に、安藤さんの西田幾多郎記念館。これはしばらく前の建物なのとアクセスも良くないので他に数組いた程度で、内容の割にも建物も大きすぎて感じましたし残念でした。
新国立競技場の事もありますが、見た目「立派」である事を建築家達は目指して来ていたように思いますが、この建築のように使われない事でじわじわと首を絞める(経営的観念でみれば)ようなものはやはりつくるべきではないですよね。以前もいくつかこのように建築としては評価されていていてもすっかり寂れた記念館などを見ましたが、ご本人(西田さん)も嬉しくないと思いますが。。