配置をどうするか

  • 2009.01.27
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新しい提案なんですが、その敷地のなかにいかに「配置」するかということがとても大切で、そして難しいことだなあと実感しつつ悩み、結果正方形の平面を少し斜めに回転させて敷地に配置してみました。
L字やコの字またはロの字の平面にして庭を囲うような事も多いんですがそれが常に相応しいわけでもなくて、今回もそんなプランも考えながら結果このシンプルな形に落ち着きました(と言ってもまだいろんな可能性は残されていると思いつつ)
日本の土地はなんでこんなに高いんだろうと思いつつ、でもせっかく手に入れたその土地をいかに良い形で使おうかと考えた時に、4方向にできるすき間(民法上隣地境界から50cm空けることになっているため出来ざるを得ない)がただのエアコン室外機置場くらいにしか使われない無駄で暗い空間になってしまうのは忍びないと思うのは自然なことで、そこを生きた空間にできたらいいなと思います。
ただ、気持ち良さを理屈で言えないように、この配置が良いかどうかも理屈ではなくて、試行錯誤の結果で生み出されるものでしかないし、でもその試行錯誤も無闇やたらしてもダメで、何らかのルールを自分の中に設定した上での試行錯誤が必要かなと思いますし、そのルールこそが我々プロの意識に関わる大切なところだと思います。
何だか分かりにくいような。。でも単純に、僕たちプロが本当に「良いなあ」と自ら思えない設計は良い結果なんて生まなくて、でもそれはなかなか簡単なことじゃなくて、プロとしての自分なりの理念を持ちつつ、それぞれの敷地に真剣に向かい合いつつ、そして努力が報われれば得られる結果なんだと思います。
良く書く言葉かもしれないけどそれはどんな職業でも同じだと思います。もちろん総理でも議員さんでもね(^o^)