足場がとれてー外観
- 2008.08.20
- BLOG
最近仕事が忙しいのもあり、夏バテ気味なのか、夜はついついダラけてしまいます。。
今日は中庭のある家に行ってきましたが、外部足場も取れていました。
内部の写真はカメラの調子が悪くボケてしまい、残念。
うちは50分の1という、比較的大きな模型を、ある程度色もつけてつくって確認してきているので、まあ概ねそのまま原寸でできた、という風に見てしまえばそれきりですが、そんなに簡単な、単純な話ではありません。
図面段階でも細かく考え、機能性能面はもちろん、デザイン的な美しさを考えるのですが、現場に入ってからも、その検討は引き続き、「これでいいな」と思えるものと「もう少しだな」と思い現場のギリギリまで宿題として引きずるものとがあります。
常に常により良くという意識で、少しでも思いを込めたものを完成させたいと思うのですが、現場段階で思わずより良い方向に、職人さんたちの力になっていたりするととても嬉しい反面、こちらの不注意もあって、ちょっと思うようにゆかなかったりすると、そこがやたらと気になってしまったりします。
もちろん一般的に見れば全然問題のないような事に近い程度の事だと思いますが、それでもものをつくる側の気持ちとしては、気づかれないような事でも最前を尽くしたいと思いますし、今気づかれなくても、いつか誰かが気づいて、いいなって思ってくれると信じていたりもします。
そんなことをより良く実現するには、やっぱりいっしょにつくる皆さんとの良い信頼関係が不可欠です。施工者、施主、そして担当スタッフ。
建築をつくるって、本当に人間関係だなってつくづく思いますし、その能力が大切だなって本当に思います。
もしこれを読んでいる物好きな、そしてこれから建築を志す若者がいたら、それは心に刻んでおいてください。相手の心を察し、言われる前に応える事ができなければ、良い建築はできません。
僕もまだまだ努力中(だし一応まだ若め??)ですが。