設計が終わり
- 2009.05.20
- BLOG
見積中で、今週末見積が出てきますが、設計が終わってホッとしたのも束の間、いつも見積金額が分かる前はドキドキするものです。
設計事務所というのは、法律に背かなければどんな可能性も追求できる反面、その結果として金額がなかなかコントロールしにくい面があります。僕もそれなりの実績を分析するなどで、概算ができるだけ狂わないようには心がけてはいますが、出来るだけ予算の中で、良いものをつくりたい!とついつい頑張ってしまう結果、オーバー気味になってしまうものです。
この設計では、道路面からの高低差のあるままの土地ということで土地費用は抑えめだった分が建物にかけられるので、トータルでは良い結果となりそうです。もちろんハウスメーカーさんではとても計画できない設計ですけれどね。
道路からの高低差をスキップフロアで処理して、一部をコンクリートの箱としてその上に木造を乗せていますが、外観はシンプルですが、実は構造的にはなかなか大変でして、今回も構造事務所さんには難しい設計を頑張って頂きました。
この設計依頼は、僕のつくらせて頂いた住宅が、余り木造住宅らしくないところを気に入って頂いたところから始まったのですが、僕は、基本的には住宅とそれ以外の建築をできるだけ連続したものとして考えるべきだと思っているからか、でも素直に「住宅」をつくっているつもりなのに不思議だなあと思ったりもします。
順調に行けば来月着工で年内竣工ですが、今回もいろいろと新しい試みもしており、工事が楽しみではあります。