角上楼に泊まり
- 2008.06.28
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渥美半島にある「角上楼」というところに泊まってきました。
昨年末以来なので、半年ぶりとなってしまいましたが、本当はもう少し泊まりには行きたいと思っていましたが、なかなか貧乏暇無しですね(^_^;)
昭和元年からある、本館の部屋に泊まりましたが、ある程度改装はされていましたが、構造や床材など、とても立派な材料で年期も入り、雰囲気も良かったです。
以前泊まったところに比べると、結構宿泊費も安めで(といっても安くはないですが)、というのは、温泉ではなかったことや、周囲には普通に民家に囲まれてしまっている立地にもよるでしょうし、個室露天が付いている部屋ではなかったのもあります。
ただ、フグ料理で少し有名なようで、美味しく頂いてきました。
満足はして楽しく帰ってきましたが、以前泊まった良い旅館とついつい比較してしまうと、やはり値段の差が、もてなしや、心地よさの差として感じられてしまったのは、もちろん贅沢なわがままというのは分かっていますが、そのような仕事を一方ではやっているので、やはりもっと上を目指さなければ!という思いになります。
人間は一度良いものを知ってしまうと、なかなか下げられない面がありますよね。様々な面で。
そのついでに、フェリーで鳥羽に渡り、久々に伊勢神宮と、内藤廣さんの海の博物館を見てきました。
どちらもとても力強くシンプルで、ある意味質素さが、風雨の中で存在感を更に増してゆくような建築ですが、今回の宿もそうですが、良い材料をシンプルに使い、年月を経た空間の良さというのはとても良いものです。
軽薄で、装飾的なハリボテの豪華さではなく、そんな年月の中で重みを増すような空間こそが、本当に上質なものだと思いますし、贅沢だと思います。
そんな贅沢な気持ちを感じ、また今日も前向きに仕事を頑張ろう!という気持ちになれます。