竣工写真2/浜松の竿縁の平家

  • 2024.01.06
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引き続き夕景。右の部屋は下側室ですがこうやって欄間にすることで天井がつながって見えながら視線は通らず明るさも確保できます。いつものデッキの作り方なども含め、まあ僕が美しいと思えるものを自分なりにまとめてきているつもりです。

左半分。いつもの板塀は控えめですがしっかり水回りを守りつつ、見た目重たくなりすぎないように。
写真はローアングル気味に撮ってくれているので天井も見えやすく、また向こうに新幹線があるのも気になりにくく配慮してもらって?います。

シャープだけど優しい、みたいなものを目指しているのか、、重力とか面の強さとかが出過ぎないようにしているというか、、これも僕の好みでしかないといえばそうですが、僕は好きなのです。

この小上がりはやっぱり居心地が良さそうに出来たので、結構今回の設計の目玉だったこともあり、よかったです。年末年始、早速大活躍だった?かな。

ソファは施主さんが見つけてこられたモーエンセンのUSED。縦格子のデザインが天井とも合ってます。
そういえば藤枝からですが、備前焼にうちの庭木の葉っぱを生けたりして飾っていました。備前の光を吸い込むような重たさ?が好きなのです。

最後にお風呂周り。板塀で坪庭的に囲われ、朝晩気持ちよく使っていただけるかと思います

藤枝に続き、新しい試みの竿縁天井でしたが、何度も書いているようにそう呼ぶしかないからそうしてますが、決して「和風」を目指してはいません。古刹の庭園のようなレベルのものは目指していてもそれらは「和風」ではなくいわゆる「民家的」な言い方が良くないですがその辺の和食屋さんにあるようなものは全く好きではないのです。
そういういう意味で、もっと木造が勝ちすぎているというか梁が立派で重力を感じさせる感じで、節の多い木材をもっとバンバン使っているような、ビルダーさんが作る木造のようなものが和風なんだと思っています。