竣工写真
- 2016.12.19
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土曜日にお引渡とオープンハウスも行いましたが、工期が延びて同日にしましたので慌ただしい一日となり、もう少し落着いて撮影したいところでした。でも施主さんにも皆さんにもとても喜んで頂いて、嬉しいですね。
片流れ屋根でエイっと覆ったのは数軒ありましたが、南アプローチだったのに対し、今回は北からなのもあり、大人しく見えますね。またご主人がサーフィンなどされるので広めのガレージを希望されましたので、大人しい外観に合わせてすっきり見えるようにしています(シャッター付いてます)
片流れの内部は1階と2階をおおらかにつないでいて、見晴らしの良い広い敷地なので、窓も含めとても開放的な感じになっていますが、ご家族のキャラクターを反映している面もありますね。広いデッキとできるだけ広く窓を空けたいとの事で、2本引きとしていますが、もちろんご説明してますが多少気密水密が落ちざるを得ないやり方になります。でもこういう場所であればその価値はありますね。
2階の廊下兼ねる共有スペース。まあ明るいですね。ここは古い団地ですがまだ建替えられていない瓦屋根の落着いた家が多く、屋根並みもなかなか良い感じですが、一方で今時の新興住宅地だったとしたら、派手派手しく余りみたい風景ではないでしょうね。
夕方の景色もなかなか良いですね。でもさすがに日が短い時期ですが、日中は晴れてましたので窓を前開にしても良いくらい暖かでした。
今回は奥様の発案でテーブルを葉っぱ型で製作してみましたが、脚の感覚も大きいので、片側に4名(ご家族は4名)座る事もでき、テーブルを回転させて、いろんな向きに座っても面白そうなのと、デザイン的にもうまくいったな、と思っています(製作は大変だったそうですが)
南の庭側ですが、北側と比べるとやはり生き生きとしてますね。
片流れの屋根は出来上がりのシンプルさに反して設計では気を遣う事も多く、無闇に使おうとは思っていませんが、大きな面積をおおらかに覆いつつ、コストを抑えめにするにはやはり有効だと思いますし、この独特の外観や内部空間は、多少好みの分かれるところなので、その都度ご相談しながら決めてはいます。
最後に、今回の大工さんはうちの仕事が2棟目ですが、とても楽しんでやって頂いていまして、次も是非やりたいと言って頂いていますが、やっぱりそういう方と仕事を出来るのは嬉しいですし、かといって甘えずに、もっと良い設計を目指してゆきたいと思います。
次の竣工は半年ほど先ですが、今設計中が重なっており、来年後半は竣工が続きます。