竣工写真ー夜

  • 2014.03.25
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夕景です。
随分日が長くなったので、早く暗くなってくれ〜という感じです。

南面だと通常窓の割合がもっと高いのですが何しろ南面が大きく壁が多い部分左右の間を大きな窓が分節している感じが良くわかると思います。まあでも住宅っぽくはないというか、不思議な見え方です。

直線的要素や木材の素材感が、昼は日光によってとても強く出てしまいますが、この時間になると外界とちょっとずつ溶けてゆくような、それが好きでいつもこの暗さを狙って撮ってしまいます。が、実際はあっという間に真っ暗になります。

新築時は床の杉材などもまだ白く、少しまだ落ち着きが足りない(数年もすれば落着く)のでこのくらい暗い方がしっとりとして良い感じです。いつもの椅子達はうちのものです。

以上ですが、今回は特に、敷地条件によってある程度必然的にこうなった、という特殊性のある形になりましたが、一方では次の僕の課題としては、特殊性のある環境において、いかに普遍的というか、つまり敷地の制約を感じさせないものをいかにつくるか、という事を考えてゆきたいと改めて感じているのですが、もちろん物理的に敷地からはみ出す訳にもいきませんので限界はあるけれど、敷地境界なんて人間が勝手に引いた線だから、その勝手に引かれた敷地境界線を感じさせないようなものが(理想的には)つくりたいな。という高い目標です。

日曜日は、次のオープンハウスと撮影です。色んな面で与条件が違うので仕様は同じでも随分違ったものにはなっていると思います。