竣工ー内観

  • 2010.08.11
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引き続いて内部です。
キッチンを中心にぐるぐると部屋を回れるプランで、キッチンの上には遊びとしてロフトをつくり、昔の民家の小屋裏が陰影をつくりだしていたような感じにしています。
上の方向への暗い部分への広がりと、南の大きな窓への明るい広がりがあり、この場所もより広がりと中心性のようなものを併せもつことができています。正方形平面にしているのも、やっぱり家というのは何らかの中心性や場所性を持つべきだという僕の思いもあったりもします。

次にデッキからですが、書いた通り今回は以前のレンズよりさらに広角で撮っているので、それなりに広い軒と縁側がさらに広く写ってます。この、中と外が同じくらいの明るさになる瞬間というのは写真もうまく撮れますが、でも実際その場にいるとなかなか良い瞬間です。仕事漬けの僕は私生活では滅多にそんな時間に家にいませんが(笑)それまでの光の強かった外部が、内部と溶け合う瞬間というか。
言うまでもなく、軒や縁側は、内部と外部を溶け合わせる役目も持っているので、こんな家ではより、夕刻が良いのかなと。
今回も夕刻の撮影時間を独り待ちながら、間もなく手を離れる住宅でボーッと気持ちよく一時を過ごしました。