竣工しました!

  • 2008.02.13
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まずは外観からです。
メインの南面ですが、全面道路頑張って下がって、広角レンズで撮って、やっと全貌が入るくらいで、伸びやかさが少し伝わりませんが、大きな屋根を素直にかけています。
この面は窓も木製で、ガレージも自動ドアエンジンを引き違いに使って、左右がそれぞれに自動で開くようなガレージドアをオリジナルで(散々考えて調べてつくってうまくいきました)つくり、ほぼ既製品部材のないような面にできました。
木造で1階がこんなにオープンになっていて大丈夫?と思われるかもしれませんが、信頼の置ける構造設計者にお願いして確認してもらっていますし、施工も念入りにやって頂いています。
また、そのガレージの木の格子越しに庭が見え、光や風が抜け、気持ちの良くできたと思いますが、通常のガレージシャッターなどではこうはいきません。
南東角から東につながる2階のバルコニーも、材料や、構造梁の見せ方や、手摺の強度など、いろいろ考えてつくりましたが、丁度よいリズムでできたように思います。
こんなに外部の木を使って手入れが大変では?と言われるかもしれませんが、出来るだけ長持ちする材料を、出来るだけ長持ちするように(主要部材や止める材料は金属にするなど)考えましたし、内部の掃除はみなさん日々するのに、外部はメンテナンスフリーにしたいなどというのもどうかと思いますし、特に外壁などは、メンテナンスフリーの材料なんて木造住宅ではないと思います。
外壁も左官で丁寧に塗ってもらっていますし、その辺りの外壁がたまに塗装をしなおしたりしていますが、それらに比べればずっと安心で汚れも風格に見えるような面もあると思います。
でも材料も大切ですが、できるだけ、明快な骨格をつくるように考えました。
何かを継ぎはぎしてゆく設計ではなく、全体の骨格をしっかりつくりながら、必要な要素を納めてゆくことで、外観や空間にもまとまりが出てきますし、それが構造的にも、メンテナンスやコストにも良い結果を生むと思います。
では内部は改めて。