着工です。
- 2014.10.17
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先日入札が無事?終わり、大変工期も厳しいのでバタバタと地鎮祭を行いました。バタバタもあり写真撮り忘れ^^;
とりあえず重たいバトンを施工者さんにバトンタッチした?ようでまあどの現場もそうですが一緒に持ちながら走るようなものですので、竣工までは肩の荷はおりたりしません。
まあ話すと長くなるプロジェクトですが、長いといえばこの軒、長辺30mちょっとあり、なかなか長いです。これが北の主要道路側なのでこちらからどう見えるかというのは設計上重要だったわけですが、雰囲気として(実際入れるかどうかではなく)地域に優しく開かれてつながっている感じというものをつくりたくて、大きな軒の下が一部くぼんでいたり、杉板の天井一杯の窓によって天井材がすーっとつながって見えたりさせています。
軒は1m出しているのですが、天井も高く全体も広いのでそんなには見えませんが、やっぱりこと日本においては大きな軒というのは必要不可欠だと思っているのですが、世の中には、真夏の日射の中帽子もないような建築が格好良いと言う理由で偉そうにしていますが、デザインにしても設計にしても、「必要なものを美しく配置する」というのが仕事のはずなわりに、必要な軒を不要だと取り払ってしまっているところに根本的な問題があります。まあ軒がないなりにきちんと考えてあるケースももちろんありますので必ずしも必要とまでは言いませんが。。
軒はあっさり無くしてしまうくせに、断熱は大切だ、みたいなバカな設計者も沢山いるようですが、それは詳細図もろくに描かない(描けない)のに現場に行くのが大切だ、と言っている設計者と同じで、本末転倒ですが、そういう輩に限って、断熱材の入れ方が良くない、とかそいう所ばかり指摘して悦に入ってしまうんでしょうかねえ。
脱線しましたが、このプロジェクトは何しろ実現することが一番大切ではありましたので時間などの制約もありましたが、私として大切と思われるものは盛り込んだつもりです。まあその結果木工事が多くなってしまって大工さんが足りない、となりそうなのですが、、お手伝い頂ける大工さんいませんかねえ??なんて僕がここで募集してもし来てくれた所で現場でバラバラと来た大工さんを使える訳でもないようですが、、何しろそこが目下のテーマです。