浜松城公園の未来を語る/フォーラム
- 2014.03.14
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昨晩、標記タイトルのフォーラムに行って来ました(正面看板白く飛んでしまってますね)
例の2000万程?が無駄になった「セントラルパーク構想」のあとに施設部分はややこしいからと切り離して「浜松城公園長期整備構想」としてやっているのですが、今年度はこれ1回きりしかやってないんじゃないかな?それにこのフォーラムも広報はままつにも載らなかったはずだし、市のHPにあったのを知人に教えて頂いたから知ったくらいで、250名入る会場がどうなるんだろ?と思っていましたが、この手の歴史ものはお好きな方も多いようで、あと市職員も随分お見かけしましたので動員されたんでしょうw。いやいや「市民フォーラム」なんて言いながらこんな偏ったやり方して、それでも実績としてやりました、と言うんだろうし、これだって会場、講師など100万やそこらの費用はかかっているんだろうから、いい加減にしろ、と正直思います。
でも、講演された小和田哲男さんのお話「浜松城と出世のまち」は面白く、家康は三方原の合戦で大敗したからこそ、また滅びた武田氏から(普通しなかったらしいが)武士を大勢迎えたり、秀吉に片腕の家老を引き抜かれたのを機に戦法?を武田式に変えたりと、浜松城時代にあった事がその後の天下人の基礎になったという意味でも浜松城は出世城として大切にすべきだ、なんてお話でした。
その後のパネルディスカッションは、まあそれぞれの方が上手に発言はされてましたが、やっぱり結果「総花」的になりますよね。それぞれの立場でそれぞれに語るんだから当然だけど。でも構想は総花的に進める程お金も時間も書けられない訳だから、何を重視するの???という意味ではこのフォーラムは「歴史」に重きを置いていたし、最後に担当部長が、歴史はやっぱり重要だと再認識した、みたいな事を言ったけれど、単純に歴史重視で進めるなんてバカな真似はしないで頂きたい。
例えば、最近大手門ができましたが、あれはある程度ああいう格好だったというのは想定されるらしいけど、今後「富士見櫓」も整備したいようですが、あった場所が分かった、以外には聞く範囲では分かってないようだし、あとは想像上の世界になるんだけど、また億、なんてお金を想像上のものにかけていいのかどうかは、慎重に考えて頂きたいものだと思う。
そういえば、大手門、入るのに200円?かな取る方向で市議会にかけているらしい。そんな事聞いてなかったよねえ?それって小さい事のようだけど、家賃を想定せずにマンション建てる事はないように、本来取ることが必要かどうか?取るならいくらか?それが将来どうなるのか?は先に考えるべき事じゃないのかなあ??
まあ市民感情から言えば、行政の皆さんは本当にお気楽よねえ〜と思います。(もちろん私たち以上に真剣に頑張っている職員もいらっしゃるのは分かってますよ)
さて、はまホールも閉鎖をすると決まったようですがその後、美術館も含め、どうするかは表面上聞かないように思いますが、必要なものは必要ですから、セントラルパーク構想で反対されたからと口にするのも躊躇っているような状況はよりマズいと思います。昨日発言の機会でもあれば言いたかったのは、今、東京五輪の関係で新国立競技場の問題で揺れていますが、問題は、コンペでザハが取った経緯やコンペの前提条件などが余りに密室的だったというプロセス。また財政的にあの規模が今後の日本にとって適切かということ、最後に歴史のある景観としてあの場所にそぐわないのではないか?という3点あると思いますが、その点はセントラルパーク構想でも全く同じ構造だったんだと思いますし、今後進めるのであれば、新国立競技場で何が問題とされていて、(今後改善やもしかして撤回も??)どのようになってゆくかを注視していきながら、是非同じ轍を踏まないようにして頂きたいと思います。