流山がすごい
- 2025.06.22
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とても面白い本だった。
首都圏のベッドタウンという存在だからできただけじゃない?という部分は大きいしそこには興味はないけど。
でも「まちづくり」という観点でとても皆さん頑張られたんですね。と素直に共感ができる。
つまり「お上」から与えられて、それで満足してしまっている状況と反対で、自分たちの街の魅力が何も思いつかないような状況の中で、自分たちでできることをコツコツ積み上げて、それに共感して人が集まり、より刺激をし合って人も街も成長していく。
著者は若い頃リクルートにいて、捕まってしまった江副さんの、やるべきことをやる人がいなければ、やりたい人がやれば良い、というようなスピリットに感化されたそうだけど、後書きで、その元ネタ、「窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず、通ずれば則ち久し」を上げていて、流山は井崎市長を先頭にそれを成し遂げた。そしてその伏線はその前の前?の市長が駆けずり回って、流山に駅が来るようにしたことだ。
改めて思うのは、「首長」の役割をもっと僕らが認識すべきだということ。どうせ誰が総理、知事、市長になろうが変わらない、と思っているし、今の状況、そんな悪くないんんじゃない?と思わされている。
トランプが良いかどうかは別として、首長は大きな力を持つために「選ばれる」のだ。ただ国は場合は直接選べないから議員や党を選ぶことで、僕らのために本当に働いてくれる首長を選ばないといけないのに、あまりにも残念すぎる状況じゃありませんか??
そして、今の状況はそんな悪くない?については、政治家や官僚にそう洗脳されているだけだ。彼らは狡賢く、そうすれば彼らが安泰だと知っているから。
自殺者の数、ストレスを抱え不健康に生きる人々、大企業のために何からできたか分からないようなものを食べ、着せ、住まわされているし、国民のためでなく彼らのために無駄なお金が垂れ流されている実態は、マスメディアは決して取り上げない。
日本は「窮して」いるから「久しからず」なのだ。このままでは。
進次郎が総理になるようでは本当にどうしようもないと思う。