板壁が黒く
- 2019.02.07
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東西の杉板の壁、黒くする方針で、もう一度塗りますが雰囲気が出てきました。
窓などがない面で、軒も出す必要がなくて最初はガルバかと思っていたら、施主さんが味気ないので板にしたい、とのことで下が、もちろん風雨に晒されやすい場所なのでどうしよう、、と考え、まずは濃く着色した方が保護性能も上がり、幅は狭い方が反りや狂いも出にくいし、板目(板は木が反ると書きます)より柾目だろ、と考えたら、少し前に竣工した住まいの床材を柾目で取る時に、節が多くてハネた材が結構残ってしまっていて、でも黒くするなら良いじゃないか、と安く出してもらいつつ、中の床材はその費用を回して、柾目の結構良い材をまた作ってもらうように、とバタバタ動き回った結果ですが、床材もちょうど入っていて良い感じでしたので、あとは完成が楽しみ!です。
が、ご予算の関係やら行きがかりで、スタッフくんが塗装をすることになり、いつものクリアなものより、やはり色がつくのは何かと大変なようで、苦労して塗りに行っております。。よく見れば大きな節がありますが、でもこれがないと、逆にツルッとして板に見えないので、むしろこれでよかったんじゃ、と思っています。
まあこちらも何かと新しい取り組みの多い仕事で、この際いつものポストも変えてやれ〜とのことで急遽設計変更したりしてます。
手間の増えることばかりですが、それを面倒臭がっていたら良いものはできないので、引き続き(楽しく)頑張ります。