新建築6月
- 2014.06.02
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幼稚園保育所特集、ということで、象設計集団の美濃保育園。象設計集団は昔から不思議な存在だったというか、建築設計のいわゆる本道から敢えて離れていって、でもまだ地道に頑張っているんだなあ、というのが今の僕には何だか嬉しく思うような存在。余り詳しくは知らないけれど。。
左の写真のだけど、こんな生木を使っておきながらデザイン的にもまとめているからやっぱり力はあるんでしょうね。他の作品も木造が多いけど、やっぱり木を使う事に負けてしまっているようなのが多いのは残念ですが、まあ流行りですかね。あと今はコンペなどで能力のある建築家が自由な幼稚園などを実現できる良い時期だ、なんて言葉もありましたが、コンペって、新国立競技場のの件もありますが選ぶ側に総合的な判断能力がないと、ただ面白いだけとか、予算がとんでもなくなる、という案が選ばれてしまうので、真面目て大人しい案は見向きもされないのが、やっぱり限界なんだと思います。
あと病院系もいくつか載っていて右上のは日建設計の北里大学病院。関連して「2025年の医療建築と制度」という文があったのですが、ご存知の通り今後の高齢化は恐ろしく、様々な対応をしていかなければいけないのは当然なのですが、根本的な考え方を改めないと限界があると思うのですが、例えば「死亡場所の80%は病院である」なんていうのは根本的にまずいでしょ?と思うのですがまあ建築にそれをどうしろと言われてもなあ、と言われそうだけど、やっぱり基本は自分の家であって、前も書いたと思いますが自分が苦労して手に入れ家族との思い出がいっぱいの家で何故死ねないのか?病院で死ぬというだけでかなりな費用がかかっているでしょうしやっぱり変な省エネを義務付けるよりも自宅で死ぬ事を義務づける方がずっと国のためにも、そして本人のためにもなると思います。と、乱暴なのは分かってますがそのくらいの発想の転換をしないといけない時期なんだと思います。
あー幼稚園の設計させてくれないかなー。いいものつくれると思うのになー。ご相談だけでもお気軽に!と営業してみる。笑