新国立競技場、止まらず。。
- 2015.06.24
- BLOG
※これはコンペ時のものです。現状のと是非見比べてください
アクセルはあるけどブレーキのない国、日本。
さすがに止めると思ったら、つくっちゃうんだ。
みんな止めるべきだと内心思っているのに止められない。太平洋戦争と同じ構図だね。
どうせつくるなら、いくらお金かけても設計者が納得した形でつくらなければろくなものはできないけど、コンペ時と現在のものを見比べれば似て非なるものだとどなたでも分かりますよね。
安藤さんがコンペ募集時に書いたもの「この難しい時代に、国家プロジェクトとしてつくられる競技場とは、あらゆる制度的な枠組みを超えた地球人がつくる地球人のための建築でなければならない。そして混沌とする世界状況にあって、人々が新しい人間文明の未来を構築すべく立上がる、その意志を喚起するような、力に溢れたものでなければならない」
この内容が正しいなら力づくでコンペ案をつくらせなければならなかったけど、そうでないなら安藤さんやこれを書かせた人が謝罪をしなければならないと思うんだけど。
日本って、「同して和せず」だと残念に思う。つまり違うと思っても違うと言えず、なんとなく決まるけど、決して同意で決まった訳じゃない。
「和して同せず」は、それぞれの立場の違いをお互い認識しつつもきちんと議論して、みんなが納得できる同意ができることだし、そうじゃなきゃ、お互いの首を絞めあうだけ。
今回は槇さんや磯崎さんまでも公に発言し行動もされてきたのに、本当に残念。