実施模型

  • 2014.05.28
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図面も大詰めなのですが、今春からの新スタッフが担当で、これは仕方ありませんがそれなりに叱られながら頑張ってますが、スタッフのレベルが図面のレベルになってしまっては絶対にいけませんのでその分僕がチェックをしたり検討をしたりしなければいけないので大変ではあります。が、次からはもちろんお互い楽になりますので成長の過程ですよね。

持論ですが、もっと大きな規模ならまだしも住宅レベルのものをスタッフにある程度でも任せたりスタッフの色がでるような仕事というのは僕はあり得ないと思ってますし、施主は、「僕」という人間に依頼していますし、今後ずっと責任をもってメンテなども対応してゆくのも僕(スタッフは辞めますから)ですから、僕が全幅の愛情を持てるようなものをつくらないといけないと思っていますので、やっぱり細かな所まで僕自身が納得できるように図面を仕上げなければいけません。当たり前だと思ってますがそうでない事務所も沢山あるようですね?

さて、敷地も広めで少し回りからの視線が気になりやすい敷地なのでコの字の中庭型にしてガレージの屋根が欲しいとのことでしたので、屋根がちょっとしたリズムをもって折れてゆくような形にしました。

最近は垂木を見せていた事が多かったですが今回は全体的に天井を張りますので模型もすっきりして、というか、これは1/50ですが、1/100の時と余り雰囲気が違わずに見えます。でもこれが50倍のサイズで施工されるわけですから、逆に要素が少ない分、全体や部分のプロポーションというのが際立ってしまうので注意しています。
あとは見積が無事納まれば。。ですが、建設物価高ですから、今までにも増してコスト管理はしっかりやろうと思います。そう言えば独立前勉強させて頂いた事務所のボスが、品質、コスト、デリバリー、と良く言ってたっけな。納期、と訳すと確かにちょっとニュアンスがズレるからそう言われていたのか?後工程はお客様、というのも良く聞いたけど、つまりは納期というより全体として無駄のない工程管理がもちろんコストや品質も良くするわけですよね。大事な事です。