基礎配筋検査へ
- 2024.09.12
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少し前に模型をアップしました住宅。基礎工事進み来月には上棟予定です。
右に広い中庭、奥(職人さんのヘルメットのあたり)がバスコートで敷地の形に合わせて斜めになっています。
検査員の年配の方にも、この建設費が上がっている時代に勇気のあるプラン(費用がかかりやすいので)ですね。と言われました。
最近Threadsをちょこちょこやっているとマイホーム計画関係の投稿も多く、見ていると恐ろしい坪単価がかかっているようですが、それと比べれば、結構安いし、仕様や家具などのオプション的なものも含んでいるので、もっと積極的にアピールしなければ、と思ったりします笑。
それでも限られた予算の中で少しでも良いものを実現したい、と施主さんと盛り上がってゆくと、やっぱり予算調整が大変になるのが常ですが、でもその戦いをしないで業者から出てきた見積もりをチェックすることもできないから、なんかこの時代に便乗して建設費が上がっているだけのように思います。下請けの専門業者は甘やかしてもらえないので、やっぱり元請の建設業者やハウスメーカーがずいぶん儲けてるんでしょうね。
そしてその下に入って設計の仕事をもらっている建築士や設計事務所は決してそれに逆らうことはできません。
つまり僕らみたいに直接建築主さんから設計料をもらって、建築主のために施工業者と戦う独立系の立場と、上記の雇われ側の立場。金額だけでなく独立系の立場は設計力を高めなければ生き残っていけないので必死ですし、自ずと設計力も高くなります。
でも最近隈さんの馬頭広重美術館の木ルーバーの件がThreadsでも大盛り上がりでしたが、独立系の設計事務所はもちろん仕事を受注しなければいけないので、「デザイン」を売りにしますが、このように先のことを軽視してでも受注を目指してしまう傾向もあるので、自らの戒めにする一方、同じ設計事務所同士として、本当に長い目で見て満足いただける設計をして、本当の信頼を勝ち取ってゆかなければならない。でも僕からみてもこれはダメだろ、という設計事務所が売れていたりするので要注意です。
ここの設計事務所に依頼したいけど大丈夫?とこっそりメールいただければ、私なりにアドバイスいたします笑。
話はそれましたが、引き続きより良い仕上がり目指して緊張感を持って進めてゆきます。