地鎮祭でした
- 2009.10.06
- BLOG
今日は雨でしたが昨日は良い天気で、気持ちよく工事の始まりが迎えられました。
最初にお会いして設計を始めてから2年近く経っているのですが、年回りもあって今の時期の着工までゆっくりと設計を詰めさせて頂いてきました。
今までで一番沢山の種類のプランをつくったかもしれません。
この敷地は今まで長く住まれて来たところの建替えだったので、近隣への様々な配慮があったり、また、前の住まいが最近まであった為に更地としてのイメージが私としてなかなか出来ていなかったり、そんな理由も、沢山のプランをつくらないと最後の案に至れなかった理由だったかもしれません。
まあまだまだ僕も未熟だな〜〜と改めて思います。
一方では、最近は、最初のご提案でほぼ方向が定まってしまう事もあったりしています。
通常は敷地形状や予算というものがプランを方向付ける大きな要素となったりしますが、でもそうでない何かが、最近自分の中で育って来ているからかもしれません。
本当は敷地形状や予算というものに振り回されたくないと思って悩んできた結果というか。。
それは言葉では説明しにくいけれど、僕の中にある、ある「ルール」としか言えないのですが、僕にとってとてもとても大切なものです。
ただでも、そのルールが見つかっただけでは良いものになるとは言えず、そのルールだけが暴走してしまうと、ある種写真映えするものにはなるにせよ、一発芸的なものに終ってしまうと思います。
そして、雑誌なんか見ていると、その一発芸的なものばかりで悲しくもなります。
その方が写真映えするんだから、雑誌を売る側にとっては当然なんでしょうから、それを見る我々にきちんとものを見る目を育てておかなければなりません。
きちんと建築や、様々な事を議論し、見る目を育てるような場がなければいけないと常々思います。
こんな独り言のような事ばかりでなく、そろそろ何か仕掛けようかな〜と最近思っています。