四日市の家

  • 2019.12.30
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雨でしたが現場は今日までやって頂いていたので行ってきました。足場はしばらく前に取れてますが、大工さんにの手間を何かとかけさせちゃってまして竣工までまだ2ヶ月かな。
長方形の2階部分に対して三角形の平屋が左右対称に出ているのが分かるように中心から撮りましたが、左は玄関戸と小さな高窓だけで閉じた感じで、右は窓がたくさんで開放的で(いつもの板塀が囲います)、裏表の顔、みたいですが、それがこのプランの意図でもあります。そしてやっぱり屋根が伸びやかにそれらを覆ってる感じですね。きっとぱっと見は鉄骨造?って思われるようなデザインですが全くの木造です。
良い子は真似をしないでくださいって感じですが、木造住宅にガレージをデザイン的にうまく馴染ませるのは実は結構難しくて、気にして見ていただければわかりますが、ハウスメーカーなどは後付けの既製品のカーポートをポンと設置するだけですし、こんな風に建物の屋根と一体的に作るというケース自体が稀な部類だと思うのですが、僕はこうするべきだと思ってこうしています。
そして四日市は珍しくOKなのですがこの形のガレージだと天井を単純に木材にできないのですが、その理由が自動車は燃料を積んでいて燃えるかもしれないから。そんなことあり得ますか??と、建築基準法にはそういう過剰な決まりが沢山あるのですが、緩和するところは緩和すれば、日本の木材ももっと使えるし、街並みも良くなるのになーと思います。
見た目はスッキリしてますがお話しだしたらキリがない部分はまた竣工時に書きますが、でも施工者さんと大工さんも本当に丁寧に進めて頂いてありがたいことですし、とても良い出来栄えになるかと思います。