厨房で逢いましょう

  • 2009.03.03
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というDVDを借りて観ましたが、良かったので。。
個人的に料理は嫌いではないのと、なんか雰囲気に惹かれて借りたんだけど、料理しかない男が、美しいけれど素直に笑えない状況の主婦を、料理で変える、というドイツ映画でした。
その女性が、日常には素直に笑顔になれないけど、その料理を食べた時に見せる、何とも言えなく美しい笑顔が印象的で、料理人という世界をとにかく追求することで、人を笑顔にすることができるという素晴らしさというか、料理に限らず、ひとに喜んでもらえる仕事を追求することの大切さを、ちょっと酔いながらしみじみと考えてしまいました。
広い意味で、人間ってやっぱり誰かの「笑顔」のために生きるんだなって。自分のためではなく。
その女性だけじゃなくて、その小さなお店で料理を味わう客たちのなんと幸せそうなこと。
映画だから所詮演技だと言えばそれっきりだけど、料理でも、音楽でもどんなサービスというか職業でも、同じようにひとを笑顔にすることはできるんだと思います。
でも今の時代に特に欠けているのはそこじゃないかな??
「満足」も「効率」のひとつの手段におとしめられてしまっているけど、この料理人もそうだけど、自分の生き方を掛けて、料理をしている姿は「効率」からは遥か遠いものです。でも今の社会の中で、「CS」とか言っているのは所詮経済効率の一環でしかないわけです。
ある種の「誇り」なのかと思うけれど、仕事をする人間に求められるのは「誇り」だと思います。
分かるけど、今更そんな事言ったって何も変わらないよ〜って思うのが大半だと思うけど、今の苦境を次世代に味合わせたくないと思うなら、ちょっと頭を切り替えてみませんか??
と、ちょっといろいろ考えさせられたのでいろいろ書いてしまいました。