今日も(^o^)
- 2009.11.24
- BLOG
続く時は続くもので、今日も地鎮祭でした。久々の静岡の仕事で、久々に新しい施工者と一緒につくって行く事になり、不安もあり、でも新たな楽しみもあります。
正直、同じ施工者に頼み続ければ設計者は楽です。
言わずもがなの関係にもなり、多少のミスなどはフォローされるし。
裏を返すと設計者として甘えが入るので、だから僕は敢えていろいろな方に施工して貰う緊張感を選びたいとも思っています。
でも、設計図はいくらでも描き直せるけれど、工事はそう簡単にやり直す事はできませんので、やっぱり今でも自分に対する責任の重さに怖くなったりもしますし、それは必要な事だと思っています。
僕も設計という仕事に携わってから、15年ちょっと経ちますが、勤めている事にとても大きな失敗もしたり、建物ができて行く事の面白さは当然ですが、恐ろしさを感じてきました。
いつも思うのですが、不自由があるから自由があり、責任があるから喜びがあるのであって、自由や喜びを先に求めるような人間には、本当の自由や喜びは訪れない。
まずは自分の責任を知り、不自由さを知る事から始めなければ。
といつもながらに重たい方に脱線するのですが。。
でも工事というのは、設計者がいくら一人頑張っても意味の無いことで、施工者との信頼関係があってこそ、不自由さや責任を乗り越えられると思っています。
建築なんて、広い意味での信頼関係でしか成り立たないのだから。
人と人もそうだし、材料に対する気持ちもある種の信頼だし。信頼してこそ、材料も人も生きてくるから、設計者も信頼に足りる人間でいなけらばならないので。。
と、自分もまだまだ足りないのを自覚の上での独り言でした。