人間の排他性
- 2008.09.20
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仕事から疲れて帰ってテレビを見ていたら、温暖化や、外来種により、今まで居なかった生物が今まで居なかった場所に増えてきて、問題だ!なんて良くある論調のテレビをやってました。
で今、特攻隊を見送った女性達を描く感傷的な番組を見ています。
どちらも感情的に見たら、テレビ制作側の思うつぼなんですが、どちらも人間の備え持った「排他性」が原因だという事に気づきます。ある種の暴力性と言ってもいいかな。
日本という島国は、島国だという事で、ある意味独自の良い文化を築き守って来られた幸せな国だという一方、常に他民族と共存し、争って、受け入れざるを得なかった大陸のような包容力を育てられなかったという面があるように思います。
良く知らないけど、大陸の人たちは、日本のように外来種を害虫のように思わないのじゃないかなあ。。
そして戦争をこんなに感傷的に描かないんじゃないかな??
それを僕はいい事だとは思いません。
それは人間に潜む排他性を無批判に許してしまっているという事であり、僕は、その排他性というのは、人間が逃げられない弱い部分として、きちんと目をそむけずに直視し、変えてゆく努力をしてゆくべきだと思います。
ちょっと分かりやすい例で言うと、イジメや差別は人間からは無くなることはないけど、常に私たち人間は、イジメや差別の張本人だけを悪者にしていますよね??
じゃなくて、イジメや差別が何故人間社会から無くならないのか?という本質的な問題に議論を移すべきだと。。。余り分かりやすくないか(^_^;)
でも、感情の向かうままに、泣いて笑って生きるのも人間のすばらしいところだと思いますが、こんな事言う固いヤツは余り居ないので、敢えて書いてみました。