京都へ
- 2019.01.15
- BLOG
いくつか新しい仕事が動き出すし、良い刺激を求め京都へ。で何処に泊まろうか探して、町屋を改修して1棟貸ししているお宿にしてみました。
ネットで調べ、中村好文さんが設計されていたから、でもありますが、キッチンや食器類も揃い、自ら作ってゆっくり過ごすせるようにできているので、それも良い経験かと、Staubもあったので近くのスーパーで鯛を1匹仕入れてアクアパッツァなど作りました。キッチンの仕様など、我が家とずいぶん違いましたがもちろん良くできていましたし、他人の?キッチンをこんな風に使うのは初めてだったし、お風呂や寝室なども住宅的に作られていましたので、旅館に泊まるのとまた違って、仕事のための良い経験になりました(あくまで研修旅行ですw)
でも改修と言えども仕様は高く、普通に家を建てるのに近い工事費がかかったのでは?と思いますが、便の良いところですしさすが京都ですから成立するんでしょうね。旅館なども含め、こういう仕事をいつかはしてみたいと思いながらこういう経験を積んでいるつもりですが、浜松などではチープなものをチープに貸す、という枠はなかなか超えられないんだろうなあ。。
あとお寺なども歩き回って疲れたところで、名和晃平さんがデザインなどされたという祇園のカフェ?にふらりと。この写真では伝わらないですが、祇園という場所に全く負けない、それでいて現代的なセンスで作られた空間で、とても良かったです。これってやっぱり京都という場所の底力なんだと思います。そして1階が店舗で2階の空間を活かして昨年できたばかりだそうですが、サインも小さく、店舗にはお客さんが沢山いましたが、誰も上がってこなくて、結局ずっと貸切状態でくつろがせていただきました。多分夜は常連さんで賑わうんでしょうけど、観光客とかは来てもらわなくても良いってスタンスなんでしょうし、それで成り立つのが「文化」なんだろうな。
もちろん京都にも、お店の外にメニューなど派手に飾ったお店は沢山ありますが、それとかチェーン店とか、そんなお店は決して美味しくないのはみんな分かっていながらも入りやすくて入ってしまうという庶民性と、その対極にこのようなお店と。でも京都にはまだ後者を選ぶ方が多いんだろうな。それはやっぱり京都の底力なんだろうな、という良く分かりにくい結論にて。
でも、もっと良い仕事しなければ、という気持ちで帰ってまいりました。