二重らせん階段
- 2010.06.06
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階段が出来てました。出来る前はちょっと階段ホールの空間が大きすぎたかなとも感じましたが階段が出来るとなかなかちょうど良い感じに感じられ、ホッとしました。
たまに書くように、常に、設計では少しずつ新しい試みをしているつもりですが、この階段はちょっと大きな試みなので、出来るまで不安もあったりします。当然それをご承知頂いた上での設計ですが。
まだ工事中で分かるようで分かりにくいと思いますが、ちょっとダイナミックな空間だと分かって頂ければ良いですが、実際この階段を昇降すると良くわかります。
建築というのは、用途に応じて、ある程度部屋に別れざるを得ない部分があり、また二世帯だと、それらも分けなければならず、かと言って、生活や、家族の連続の中で存在するのが住宅なのですから、何かその別れざるを得ない部屋にも何らかの動きのあるつながりが欲しいと思います。
そんな話はまた完成してからですが、今の時期は多くの工種が入って、現場もとても慌ただしく、それは設計者としても判断を沢山、素早くしなければならないタイミングで、大変ですが、でも設計者としてはとても緊張感も責任もあるけれど、でも冥利に尽きる瞬間だったりします。
確かに難しい仕事です。
施工の皆さんも多分、内心、大変だと思ってられると思います。
でもその苦労以上に、でき上がった時に、いい仕事させてもらって良かったと思わせるのが、僕の仕事だと思っています。