世は不景気ですが

  • 2009.02.19
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テレビも新聞も暗い話ばかりですね。
景気に波があることは分かり切った事なのに、また、メディアが暗く報じれば報じるほどより不況に流れると分かりながら、まあ仕方ないんでしょうね。。
幸いと言っていいのか、住宅をつくるという事は、目先の不況に単純に左右されない面があるのか、ここのところも新しい依頼がそれなりにあったりもして、ありがたく思います。
でも、実は、昨年、鉄骨がとても高くなっていた事もあり、昨年設計していた鉄骨の住宅が、どうしても予算に合わず、ストップしてしまい、とても辛く思っていたところ、この不景気もあって、また急に鉄骨なども安くなって来たのは皮肉なことでした。
コスト管理には、当然というか、慎重に向き合っているつもりだけど、やはりより良くしたいがために、常々厳しいコスト管理となってしまい、神経をつかいますが、それでも、最初から諦めたような設計をしたくないので、挑戦的に設計するようにしていますが、なかなか大変ですよね。
でも、こういう目先が暗い時期にこそ、長期的な視線をもたなければいけないと思うし、住宅をつくる事に関しては、やはり、時間の経過に耐え得るものをつくることしかないと思います。
職を失ったら言ってられない事ではありますが、そんなにガツガツ働かなくても、気持ちのよい家で、ゆったりと過ごせるような価値観を持てれば、こんなに不況だ不況だと騒がなくても良くなれるんじゃないかな、なんて思います。日本は経済大国だ、なんていう脅迫観念は捨ててね。