上棟でした
- 2009.12.09
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私の事務所から歩いてゆける、まちなかに建つ、細長い敷地の住宅で、その細長さを1階は貸し駐車場も含めたピロティに、2階の住居部その長さを楽しさに転じるように、木構造が端から端までつながって見えるような場所をつくりました。
垂木が延々と連なって見える姿は結構壮観でした。
また、視線が遠くまで通る、というのは人間にとって気持のよいことなのです。
今回は、まちなかでもあり、以前私は中心市街地関係や、まちなかイベントにはまっていたこともあり、違う意味でちょっと思い入れのある仕事でした。
今年も駅前にイルミネーションツリーが建ち(今年最後のようですが、と去年もそう聞いてましたが)、その最初に関わった者の一人として、その当時を懐かしく思う一方、浜松市の信念の無さに悔しさも覚えます。となんのこっちゃですが(笑)
でも、今の僕があるのも、10年浜松を離れ、そして戻り、そのときに感じた、浜松ってダメだ!よくこのままで平気でいられるものだ!、という違和感からでした。
そんな違和感から、色々苦労もしましたし、未だにその違和感は全く解消しませんが、お陰で自分を甘やかし過ぎること無く頑張れてきたようにも思いますので、ぬるま湯な浜松市に逆に感謝すべきなのかもしれないですね〜。
そして、今の心境はというと、大きなことをいきなり相手にしても徒労感が残るだけ。
小さくても良いから、良い仕事を積み重ねて行くしか、大きなことを変える方法はない。
そう思って、住宅、というものに真剣に向き合っています。