上棟しました/四日市の家
- 2019.08.20
- BLOG
昨日上棟でしたが、最初は連休前にやる予定が延びたのですが、台風も過ぎた後で、天気もなんとかもってくれて結果的には良かったです。
本日引き続き下の屋根の野地板をやっていただいているのでそれが終われば屋根のラインも出てもっとかっこ良くなっているかとは思いますが、通りすがりの方からお店?と言われたのですが、何時も言うように、住宅に見えると言うことは生活の雑多な部分を表に出してしまっているからであってそんなのは私たちがするレベルの仕事ではないので、結果お店のように見えるのは当然だとも思っています。
まだ骨組みだけなのでわかりにくいですが1階の手前の部分は45度振っていて左がアプローチと駐車場、右が主庭になり、角度を振っていることでどちらにも広がりが出ているのが分かる(分からない?)でしょう。設計者がそんなことを言ってはいけませんが、角度を振ると、内部にいる時に方向やどこにいるかが少しわかりにくくなるのですが、それは普段我々が直角でできた空間に慣れ過ぎているからでもあるかとは思いますし、それは事務所などものを効率よく配置するには相応しくても、ゆとりや遊びを感じさせるべき住宅では、場合によってはこう言う風に角度を振ることは有効だと思います。
今回は施主さんのご要望もあり、今まで使ったこともない要素が様々に盛り込まれて設計も大変でしたが、引き続き工事中の検討や指示も慎重に行ってより良い仕上がりにしてゆきます。
また少し遠方ですからやはり往復して帰ると、疲れたな〜とは思うのですが、私の事務所では設計図も細かく丁寧に書いているつもりなので、メール(今回は工務店さんからはFAXでw)や電話でもきちんとコミュニケーションが取れていると思っていますし、今回は良い工務店さんにも巡り会えましたので、盛りだくさんな設計内容ですが比較的スムーズに進んでいるかと思います。
世の中には施工に必要な詳細図を描かない(描けない?)設計事務所も多いかと思いますが、それだと結局施工者にナメられ、工事中も混乱し、工事費も高くつきやすいと思うのですが、きちんと詳細図を書いて、ディテールもコストもコントロールすることでより美しく性能の高いものもできますし、設計施工でやっている会社は失礼ですがこちらのレベルの設計力は持っていらっしゃらないし、私の知る限りではこちらより総額でも安くやってくれるわけでもないようなので、私としては専業の設計事務所にぜひ依頼をして欲しいと思うのですが。。まあ設計事務所のレベルも様々なので一概には言えませんね〜。でもぜひしっかり比較をされてみてください。