フリーダ/DVD

  • 2008.04.06
  • BLOG


メキシコの画家、フリーダ・カーロ(1907−54)の生涯を描いた映画。
子供の時のバス事故で様々な障害を背負い、その入院中に描く事を覚えた絵画の才能により、その後夫となるディエゴに出会うが、お互いに奔放だが波瀾万丈な生涯を送る。
ディエゴが彼女の絵を、「私の絵は見えるものを描くが、君の絵は心の内面を描いている」というように語ったように、人生の中での様々な悩みや苦しみが、強いメッセージとして、それも彼女独自なスタイルで描かれていて、それがその後の評価にもつながったようです。
他の女性と交わる事を、挨拶代わりのようにしていた、夫ディエゴが、最期には、とても献身的にフリーダを愛して終わる。という終わりですが、画家同士として、もちろん一人の女性として、彼女に惚れていたんですね。
ロシアの革命家、トロツキーも、彼女に思いを寄せましたが、革命家として、周囲の敵が多いほど、私の信念はより強くなる!というような事を言っていました。
フリーダの人生も、事故で背負った障害など、心に背負うものが大きかった分、より彼女らしい、魅力的な人生が送れたのだと思います。
でも、その分、辛い事悲しい事が数倍もあったのでしょうし、普通の人生というのは、それが少なくなるように出来ている分、平均的な人生になっているのだと思います。
どちらがいいかは、その人次第。さあ、どちらがいいんでしょうね。