ハーヴェイ・ミルク
- 2010.03.04
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ドキュメンタリー映画は好きです。見るたびに知っておくべき事をまた知る事が出来たって気持ちになれる。
1977年、カリフォルニア州サンフランシスコ市の市会議員に当選し、同国で初めて、自らゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職者となる。しかし、議員就任1年も経たない1978年11月27日、同僚議員のダン・ホワイトにより、ジョージ・マスコーニ市長とともに同市庁舎内で射殺された。この事件の裁判で、ホワイトはわずか7年の禁固刑を宣告され、この評決に激怒した同性愛者らが、サンフランシスコで広範囲にわたる暴動を起こした。1999年には「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」に選出されている。-wikipediaより。(要約楽しやがったな、俺)
いわゆるマイノリティの問題だと思うのだけど、マイノリティに冷酷な社会に対して戦って来た方々がいるから今の世の中があり、でもまだまだマイノリティの問題は解決しきれないほど世の中に散在しているので、こんな人間の生き方を勇気に変えて、戦っていかないと世の中辛い事ばかりになってしまいます。
建築設計という世界もまさにマイノリティなので、もっと戦わなければいけないはずなのですが、実はこの業界人のほとんどは、マイノリティである事から目を背け、唯我独尊、自分はマジョリティであるかのごとく「先生」と呼ばれて満足してしまっているので、決して状況は良くなりません。
もちろん戦って来られた立派な先達がいる事は承知ですが、余りにも孤軍奮闘だったと言わざるを得ない。ミルクが短い政治人生で大きな影響を残せたの、賛同者が身を以て動いてくれたからであり、孤軍奮闘にさせなかった環境があるからです。
プロとして恥ずかしくないのですか?
と、僕は誰に向かって言っているのでしょう?
そしてそんな偉そうな事を言えるだけの事をしているのでしょうか?
でも彼もそうでしたが、本当はみんな言いたくても言えないから、自分が表立って代弁する。
そこには大きなリスクがあり、それは結局彼の死となりました。
リスクを恐れて発言しないのが一番嘆かわしいし、最後には自分たちの首を絞める。
だから勇気を持って発言しなければ、何も良くはならない。
自分が偉いから言っているなんて意識は全くなくて、ご存知のようにろくな人間でもない。
と、いつもひとりこんな事ばかり書いていて、反応もないと、僕は間違っているんじゃないかと思ったりもします。