キリスト教とは何か

  • 2010.04.25
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この数年、宗教について何故か興味が深くなってきてまして。。
人間について深く知ろうとするには、何故これほど人間は宗教に帰依してきたのかを考える事が本質的に重要じゃないかと思うからで、実際、今は「貨幣」という宗教に依存する面が強くなってしまったけど、人間が人間になってからは、たぶんずーっと衣食住並みかそれ以上に宗教を必要としてきた事を考えれば、何となく分かって頂けるかと。
これは雑誌penの特集なのですが、キリスト教とは何かについて、形式的には分かりやすく、興味深く読めるので良かったのですが、本質的に何かについては、もちろん簡単な事では無いので、記されてはいませんし、その形式から、本質を読み取るのは我々側の想像力でしかないですね。
事務所ではたまにこんな話をしているので、スタッフたちは聞きたくないでしょうけど(まあどうせ読んでないかー笑)、人間というのは、時間の概念をもった時から死に対する恐れを同時に感じ、その不安から精神を安定させるために、雲の上の、絶対的な、侵す事ができない存在を崇め、祈り、救いを求めて来たのだと思います。
僕は人間には宗教が必要だと思いますし、それは裏を返せば人間が弱い存在だという事です。
でも近代以降、「貨幣」が神となり、でも人間はその神を操る事ができると思っているので、自らは決して弱い存在ではないと思うようになってしまったんだと僕は思っています。
でも、それは単なる思い上がりに過ぎないと。
つまり、古来より、人間は、絶対なるものに謙虚になる事で、心の安寧を保つ事が出来て来たのに、思い上がってそれをやめてしまったので、現代人の精神は病んでしまっている、というかな。
宗教のとても深い部分を知る事で、その宗教に入る必要はなくとも、人間の弱さ、謙虚であるべきを知る事が、今の私たちには必要なんだと思うから、宗教に興味がある、という感じです。
僕も病んでますけど、皆さんも病んでますよ。笑