ガレージの上の住まい
- 2008.12.27
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まちなかの敷地で、1階をガレージ、一部を貸ガレージとしつつ、生活は2階に上げてしまい、落ち着いてコンパクトに生活できるように、というような住まいです。
やはり都市部で敷地いっぱいに建てる場合、生活は上に上げた方が気持ちよく暮らせますし、駐車場需要もあるので、この案でおちつきつつありますが、あとは内部の空間と外観をどうつくるかという中で、小さいながらも中庭デッキが大切な役割を果たしています。
デザイン的には細長い形状に1階がほどんどピロティという結構特殊な形状で、1階の柱間にも耐震要素が必要だったりしますが、その辺りのデザインをしっかりとして、ボテッとしない形にしないといけないなあと思っています。
良い環境や緑が多いと、言葉は良くないですが、建物が悪くてもごまかせてしまう、という一般論がありますが、このような設計ではそれがなく、設計者の考えた形、というものがとてもダイレクトに視覚に伝わってしまいますが、そこを設計の力の見せ所と考えればまた楽しいものです。
今年ももう終わりですが、年末になると特に更に、メディアが極端な事を言い始めます。悲観的な事ばかり誇張してますが、本当に冷静に考えて、そんな言葉たちを聞く価値があるのかどうか、皆さんも考えてみてください。
そんな大げさに言わなくても、と思うかもしれませんが、毎日見ているテレビで、よく見る顔のおじさんが言っていることは、何となく信じてしまうというのが人間の性質だと知れば、その恐ろしさにきっと気づくはずです。
もうすぐ年明けです。明るい年になるといいですね。というかきっとそうなりますよ(^o^)