カフェと住宅

  • 2010.02.06
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手続き的な事などなどで少し止まっていましたが、春頃から着工できそうです。
以前何度か書きましたが、「外壁」「屋根」という当たり前と思われている区分に対して、豪雪地域の急勾配屋根や、そもそも竪穴式住居のように屋根が大きく空間を覆っている、という在り方が排除される理由は何もないのではないのか?という発想で設計しました。
確かに、今の木造の建築基準法では「壁量」という概念で処理されるのが一般的、簡易的なので、このような形の木造というのはそれには馴染まないので発想から取り除かれてしまう面があるのですが、そんな下らない理由だけで可能性を潰してしまうのは勿体ない。
そもそもは形をこうしたいとかという事では全くなくて、コストを抑えながら、必要なイメージを得る為には、外壁というコストも大きくかかる部分を減らす事はとても有効ではないかという事と、カフェでも住まいでも、高さのとても低い部分と高い部分があっても、使い方次第では無駄無く設計できるのではないか、という考え方をスタートラインにしています。
もちろん、カフェにはお客さんを招かなければなりませんから、結果として特徴的な外観と内部空間になっているというのは重要な事ではあります。
見積りはこれからなので、コスト的な発想がどこまで正しいかは結果がドキドキですが、うまく行けば、一つの大きな可能性としての大きな収穫になりそうです。というかうまくいかなければならないのですが。
少し前に東京の設計事務所が、住宅で予算大オーバーをして設計料がもらえなく、裁判したけれど負けてしまったようで、設計契約と言えども、予算にある程度納めるのは契約の前提条件だという判断だったようです。
それは当然と言えば当然ですが、僕も今まで、予算にどうしてもあわなくて設計料で補填したりという大変な事もあり、コストコントロールには他以上に気を遣っているつもりですが、でも限られた予算ないで、最大限の良いものをつくるのも設計者の使命だと思っているので、毎回施工会社さんとの戦いだったりします。
中にはもっとコストに緩くやってる方もいるようですし、それは気楽でいいんだろうけどねえ。
20日、他にも少し参加希望がありましたが、他にはいないですか??
せっかくここでは書けないような事も聞けると思うのにな〜。笑