もけいできました
- 2008.07.02
- BLOG
コンパクトな敷地に建つ、4階建ての鉄骨住宅です。
プラン的に鉄骨にならざるを得ない、コンパクトな住宅として、いかに「出っ張らない」ように、と考えていました。
内部空間は模型では分からないでしょうけれど、内外の境界としての木の横格子が、内部空間も優しく包み、外部からもシンプルながらも優しい表情で都市景観の一部をさりげなく構成してくれたらいいな、って思います。
そのためには無骨であってはならず、冷たい材料だったり、やたらとガラスで透け過ぎたりしてもならず、生活のが外部から感じられすぎてもならず。。
そんな感じが、内部の人間にも、前を通り過ぎる人間にも優しい建築なのかなって思います。
しかし、例の姉歯事件の影響でできた、建築基準法の改悪!による設計の進めにくさと、昨今の鉄骨の大変な値上がりで、ちょっと不安な中設計を進めています。
最近はガソリンもかなり上がって、様々に取りざたされていますが、個人的には、前から、「資源」というのはもっと高くすべきだと思っていまして、その理由は、資源が安い前提があるからこそ、長く使えるように製品がつくられず、湯水のように資源を使い、目先の消費を煽る風潮が定着してしまったのは大変良くないことだと思うからです。
資源が高ければ、もっときちんとデザインし、設計し、できたものを愛し、長く使い続けるように少しはなるかな、なんて思います。
でも、今の原油高とか、世界経済のおもちゃになって相場が上下するような、そんなものは望ましくなく、「資源税」というような、限られた資源を使うんだから税負担する、というような形が望ましいと思います。とても国は実現できないでしょうけれどね。。