もうすぐ竣工
- 2008.07.24
- BLOG
最近少し慌ただしくアップが久々となってしまいました(^_^;)
今日は暑い中、竣工間近の住宅と医院の増築の確認に行ってきました。
まだ外構ができてないので、外観は改めてですが、内部からの写真です。
増築は初めてだったのですが、やっぱり現場で思わぬ事が多く、設計も施工も手間がかかるものですが、より広い配慮が必要とされる訳で、仕事の能力も求められ、結果、よい勉強になったことも多かったですね。
今設計している店舗系のものも、既存ビルの中の改修で、同じく、新築にはない様々な難しさがありますが、良い勉強になる(今はそんな気持ちの余裕はないですが、終わったらそう思うでしょう)と思いますし、やっぱり、新築は楽だし、全てがコントロールしやすいけれど、今後もこういう仕事はあるだろうなあと思います。
でも一方で思うのは、後々増築、改築される建物であっても、最初の設計者がどんな思想で、どんな未来を思い描いて設計をしたかによって、増改築を任せられた設計者の思いも全く変わってくるだろうなって思います。
裏返すと、何も考えられずにつくられたものの増改築は、正直とても事務的で、味気なく、言葉は良くないけれど面倒くさいと感じる面はありますし、だからこそ、増改築なんてお金がかかるから、建て替えた方がいい!という世の中になっているんでしょうね。
自分が設計したものも、いつか、前向きな気持ちで増改築がなされ、より長く存在してくれたら嬉しいですね。というか自分が長生きして、自分でできれば尚いいけれど。。
建築というのは経済的な価値と、もう一つ、人の記憶をつくり守ってゆくという大きな役割があり、そのためにはやっぱり長く残るべきだと思っています。