もうすぐ完成
- 2011.03.29
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年末からちょっと竣工が続きましたがこれで一服です。日曜日にオープンハウスでまたカメラマンに化けます。
その次週は例のCafe‥で申込もあったりしてホッとしてますが、その次週は上棟と、しばらく休みがなさそうですが、まあ楽しい感じです。
中央に玄関の通り抜け土間があり、左右に世帯が分かれたちょっと変わった2世帯でして片流れ屋根だったりで最近の感じと結構違うのでそれはそれで現場の進捗を見るのが楽しみです。
軒を低く大きく出すと屋根の印象が強く水平に広がる雰囲気になりますが、片流れだと壁の存在感が勝って垂直の印象が強くなります。大屋根で覆うとだいたい雰囲気は出せてしまうのですが、このよう壁の箱的な場合は「ボリューム」をいかにコントロールするかというのが大事になります。
実は最近ずーっと平屋や総2階の設計ばかり(もちろん意図的に)してきていてこのような2階と平屋をぶつけるデザインは実は久しぶりだったります。そんな事もあり結構迷いつつでした。
と、竣工写真は改めて。
手前の枝は桜で、桜並木がありますので、もう少し開花が進めばとてもきれいだなあ、と。
この外壁も塗って頂いている左官の方が今たまたま寄られて、震災の関係で資材を抑えたいけれど今後の仕事はどんな感じでしょうか、と聞かれました。震災復興はプレハブ系でパンパン建ってしまう事が増えるでしょうから、左官材なんかはそんな使われないのじゃないかとも思うけれど、でも阪神の時もそうでしたが、あの住宅展示場みたいなまちなみの気持ち悪さは何とか避けられないのかなと勝手に心配しています。
地元の設計事務所が頑張って、丁寧につくられた家も少しは再建されて欲しいけれど、そのためには工期とコストを合理的にする努力が必要だと思いますので、何か協力できる道筋でもあればなと思っています。例えば施工まで無理無くできる詳細な図面を含めた図面一式に見積も単価だけ入れれば良いものを用意して、いくつかのプランバリエーションから選んでもらう程度にはなるけれど、みたいな。
あちらにも伝はあるのでやってみようかなあ。