ていあん
- 2011.05.30
- BLOG
コの字平面の平屋です。
基本的には余り囲いすぎるのは窮屈に思うのですが、それなりに敷地が広いので中庭も結構広く、また手前はガレージ越しで、ある程度透けた感じとして程よく囲われ、光と風は通るような雰囲気です。
「窮屈な」とういのは物理的にもそうですが、結局気持ちが窮屈さを感じる空間というのは建築的には失敗と言わざるを得ないので、同じ広さであってもいかに伸び伸びした気持ちを感じられるかというのは設計の良し悪しでもあります。
僕が囲う方が良いと思う場合は、普通に大きな窓をつけても、視線や外界が気になってカーテンなどを閉めたくなってしまう場合、そんな時には少しでも囲う事によって、窓を気持ちよく開けられるようにしたいと思います。まあ当たり前の話なのですが。
まあでも、住宅というのは本当に色々な側面を持っているので、本当に難しいですね。
そして、もっと感性を磨く事で、もっと良くできるだろうから努力しないと、と思います。
裏を返すと、そんな感性でつくられたと感じる住宅が悲しい程少ない現状だとも。
文化が成熟する社会には、成熟した市民がいたように、そんな感性をもった一般の方が増えなければこの現状は変わらないのかもしれません。というのが昔から持っている問題意識。
日曜や夜に色々な事をやっているのも、奥底にはその問題意識があります。
と結局は飲んで笑っているのですが、土曜日も大笑いでしたね(^^)