こちらも大詰め
- 2011.01.26
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こちらも来月中旬にはオープンハウス+引渡です。
以前にも5間角平屋をつくりましたが、似ているようで結構違うのです(分かりませんか?)
内部の放射状の垂木の仕上りはまたのお楽しみとして、足場が外れているので外観でも。
前回もでしたが、「カワイイ」という言葉が聞かれました。
確かにこじんまりとして、方形(正方形の)屋根であることで、その言葉が感じられる面は確かにあるけれど、2年程前か、新建築にもカワイイ建築が取り上げられていて、それを思うと聞き流していてはいけないなと思いました。
その内容は、最近急激に建築女子学生が増えつつ、それまでの建築というのは、何故その形にしたのかというのが明確に応答できなければいけないような環境だったけれど、最近の学生は、私がそうしたかったから、とサラっと答えるという。そんな言葉に重みが無くなった中での「カワイイ」という評価軸だという。
そして次号で原広司さんがそれを引き合いに出しつつ、乱暴にまとめると「人間的空間は言語によって記述できない(メルロ=ポンティ)」と言っても理念や戦略がなくても良いという事ではなく、アウトプットがカワイイ感じで似ていたからと言って本質的に異なる、というような事を書かれました。
そんな意味で、僕の設計したものがカワイイと見える事は結果であっても、過程としての理念と戦略が十分に尽くされていたのか??と自問自答を続ける事。というのがオチです。笑