こちらも上棟式
- 2010.05.30
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よい天気の中、平屋の住宅の上棟でした。また餅まきもやったので、お知り合いやご近所の方がしばらく前から集まり、我々も何だか自分たちの仕事が見られている気恥ずかしさもありました。でも、やっぱりこういうイベント事は沢山の方が集まる方がよいですよね。
正方形の屋根の上に梵天が見えます。
手前に目隠しのコンクリート壁を先につくったので、存在感が強いですが、大きな屋根がきちんと葺かれてくるとちょうど良いバランスにはなってくると思いますが、写真では分かりにくいですが、平屋で軒を大きく出すと、とても雰囲気がでます。
今回は以前設計したシャープな軒先を施主さんがご覧になって同じように是非したいという事だったので、ちょっと工事は気を遣いますがそうしています。棟梁も難しい図面だなあと言っていたそうですが、まあ仕事なんて難しくなければやる楽しみはないので、きっと楽しんで頑張ってくれると勝手に信じています。
でも、結構大事なのは板金工事でして、でもなかなか毎回はじめての板金職さんだったりして細部まで思うような出来上がりにするためには図面に描いてあるだけでは足りないので、事前に打合せが必要で、うちの工事の方でも先日屋根の上で結構長く話をしていて、病み上がりに辛かったりしました。(屋根の上は暑いのです)
でも今日は、しばらく大工さんたちの作業を見ていて楽しかったです。というか、僕らの引く線の重みというのは、やっぱり作業中を見ていると一番実感できたりします。ただ、余り現場の苦労を知り過ぎるとデザインが甘くなるので、それはずっと避けていたりはします。
またいくつか新しい現場も続いて始まってゆくので、ちょっと頭は混乱気味ですが、設計者が混乱なんてしていたら現場にいい迷惑なので、気を引き締めてまた明日からがんばります。