こちらは足場がとれました

  • 2015.03.06
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曇天でモノトーンな印象ですが、

お隣のご実家(右隣)への増築です。

母屋の面積も大きく屋根も立派な感じなところへどう並べるか?従属して見えたり、負けて見えるのではなく、独立した強さは見せて欲しいなという事と、常に思って実践はしているつもりですが、住宅の2階、特に今回もそうですが北面って、トイレなどの小さな窓が必要に応じてついていて、見る方も楽しくないし見られたい場所でもないだろうし、なんというか「無防備」だなあと感じる事が多いので、今回はそんな2つの思いの中で、エイっと屋根を下げてみたという感じです。2階は1階より小さかったので、何らかの形で一部2階の外形にする必要もあったのですが、非対称な切妻は、昨年末のと連続しましたので、流行りですか?と聞かれそうですが、次は違いますしそうはやらないと思いますけれども、やはり見慣れない不思議な感じですね。
でも増築というのは何かと大変な事もありましたが、既存のものがありそれに何か合わせる必要がある、というのは西欧なんかではもっと厳しい事が多いようですし、四角く平らな新しい造成地に何の絡みもなく好きなデザインをポンと置く、なんてのはかなり日本の特殊な状況であって、だからこそこんなに安易に住宅がボコボコ建つことができるんだろうなと、改めて思います。