あたらしい提案

  • 2008.11.13
  • BLOG


ぱっと見ると変わっているように見えるかも知れませんが、僕の中ではとてもとても健全に考えた案で、なんとなく最近自分は建築に対して健全過ぎるかもしれないなんて思ってしまうほどです(ちょっと言い過ぎかあ〜)
実はかなり大きな敷地の一角に住まいを建て替える計画なのですが、残りの敷地でお仕事をされていたり、近隣も大きな計画があるようだったりで、周囲の(つまり家族以外の)人間との距離感をいかに保つかということと、逆に光や風や樹木などに対しての親密感をいかに保つかという、距離感と親密感という二つの物差しで考えたように思います。
とは言っても、最後にはフォルムー形態として、直感的にこうしたい!というところが間違いなく僕たち設計者の中にはあり、それが決め手になっていたりしますが。。
そして、その感性というのは、普段建築に対して向き合っているスタンスというか価値観が滲みだしてしまうものなので、その価値観をどのように追求しているかが、僕たち設計者にはとても大切な事だと思っています。
世の中思いつきでつくられたような下らない建築(建築と言いたくなく建設物と言いたい!)が多すぎますが、それは、思いつきでしか形をつくれない、つまり自分の価値観がない設計者が多過ぎる、という事に他ならないというのが実際です。
だた、思いつきかどうかは、時間(過去ー未来)に対してどれだけ意識的でいるかどうかに関わり、結局は時間の流れの中で評価されると思っています。
ワインは辛口が好きですが、僕も辛口なようですね〜