山梨の家の現場進捗
- 2025.06.27
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上棟後ひと月経って、形がだいぶ見えてきました。広角で撮ってるからもあるけどガレージの屋根もあってすごく大きく見える(と皆さんに言われるそう)だけど室内は26坪ほど。
昨年作った家を似た感じだけど、周辺環境やアプローチの向きも違い、また違った感じに見えるし、住宅地の中にあるので更に伸び伸び大きく見えるのかな〜。
リビング空間はいつもの竿縁天井だけど斜めの天井にするために梁の組み方やら難しくなっているけどまた違う感じのものが出来る、はず。
今、磯崎新の「手法」に関する部分を読んでいるのだけど、日本の木造建築には「規矩術」という手法のような存在があって、それをベースにしてアレンジをできたからこそ建築家的な存在ではなく、大工という存在が豊かな木造文化を作れたように思う。そういう意味でこの竿縁というあり方は決して古来の竿縁とは違うものだということは何度も書いているけど、僕にとってはこれが「手法」であり、それをアレンジする中で毎回違ったものを生み出している、そんなつもりかな。
でもまあ、遠方で完成度の高いものを実現してゆくためには、自分がしっかりしなければ、だけど、建築主、施工関係の皆さん、スタッフにも支えらなければ越えられないハードルが沢山あるので、そんなことを思いながら往復の運転(音楽聞いてただけだろ?)をしてきました。