専門誌への掲載

  • 2019.12.04
  • BLOG

しばらく前に前事務所からのご縁で掲載を依頼されまして、日本建築協会の「建築と社会」という玄人向きでもあり、昨年の力作Sn邸を載せていただきました。

何故玄人向きか?と言いますとこの家はそれが大きな狙いでもありましたが、入ってよく見てみないとどうなってるのか分かりにくいし、雑誌映えするような「明快な構成」みたいなものは目指していなかったからと言いますか。
実は今工事中の四日市の家のご主人にもご覧いただいたら、「忍者屋敷」と評され、玄関でさえも塀のような外観に沈ませようとしましたので、なるほど、と思いました。

また「ご縁」というのはしばらく前に書きましたが独立前に勉強させていただいた事務所の徳岡昌克先生のお別れの会が夏にあり、当時の上司のIさんから後日連絡があり、掲載してみませんかとのことでしたが、ちょうど浜松に来られるご用事があったのでお酒をご一緒したのですが、大学を出て入所したのが25年前。最初に携わった物件の直属の上司だったので、何しろ僕としても思い出深く、昨日のことのように色々楽しくお話しさせていただきました。

でも本当は先生がお元気な間に、もう少し活躍をして、堂々とご挨拶に行きたかったと、今更の想いなのですが、屋根をシンプルにかけて、品性と重みの感じられる建築をつ建築をつくる、というようなことは学ばせていただいたとても大きなところだと思いますので、今後も切磋琢磨を続けてより良い建築を作りながらご恩を返せればとの気持ちです。
浜松から比較的近い、稲沢市の荻須記念美術館。先生がコンペで取られ独立された時のものですが、本当に良い、誠実な建築だと思いますのでご機会でもありましたらどうぞ。